アイアンマン2

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マーベル・コミックの人気作品をロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化した「アイアンマン」の続編。新たなキャストとして、スカーレット・ヨハンソンミッキー・ロークが参加。巨大軍事企業の経営者であり、天才科学者でもあるトニー・スタークは、前作で自ら開発したすさまじいパワーを発揮するパワード・スーツを装着し、アイアンマンとしてテロ組織と激闘を繰り広げた。その後、スタークはパワード・スーツを軍事利用のため国家に引き渡すよう命じられるが、これを拒否する。一方、スタークを敵視するウィップラッシュがアイアンマンと同等なパワーを持つスーツでモナコGPに現れ……。(映画.com)

「アイアンマン」の続編で、S.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーが物語に関わり始め、さらにブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが初登場し、アベンジャーズ結成へと物語が進み始める。この作品の見所はなんといっても多くのアイアンマンスーツ。そして今回からドン・チードルが演じるローディがスーツを着て戦うシーン。後にウォーマシンという名前が付けられるこのスーツは、肩に銃を装備しているなど、トニーが着るスーツよりも軍人仕様となっている。一方トニーのスーツはケースで持ち運びができるよう進化されており、以前よりスマートに変身することができる。個人的にはトニーとローディがスーツを着て殴り合うシーンが好き。さらに作中で敵のドローンに狙われトニーが助ける少年。このアイアンマンのマスクを被った少年、実は後にスパイダーマンとなる幼き頃のピーター・パーカーであると公式に明言されている。スパイダーマン好きにはたまらない設定。少し物足りなく感じたのが、敵のイワン・ヴァンコ。色々ドローンとかスーツを作った割に、最後はあっけなくトニーに倒されるのでもうちょっと頑張ってほしかった、、(笑)しかしエンドロール後の展開は誰もが興奮するだろう。メキシコに異動になったコールソンが見つけたのは、なんとあのマイティ・ソーの持つ武器・ムジョルニア。これが次の「マイティ・ソー」に繋がっていく。MCU作品はエンドロール後が最も興奮するのかもしれない。

何のためにスーツを使わなければいけないのか。そして自分は誰を守っていかなければいけないのか。アベンジャーズの仲間入りを決めたトニー・スターク。今後どうなっていくのか、、。

【予告】

https://m.youtube.com/watch?v=lPZejZaOXE0

インクレディブル・ハルク

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実験中に大量の放射能を浴びた科学者ブルース・バナーは、感情が高まると緑色の超人ハルクに変身するという特異体質になってしまう。元の体に戻るべく治療方法を探すブルースだったが、その驚異的なパワーに目をつけた軍が彼の元に追手を送り込み……。これまでも数度に渡って実写化されてきたマーベル・コミックの人気シリーズを、エドワード・ノートン主演&「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエ監督で新たに映画化。(映画.com)

 

MCU作品2作目にして、最も悲劇のヒーローであるハルク。人生、大切な人、全てを犠牲に手に入れてしまった力。ハルクは何度か実写化されているが、このインクレディブル・ハルクでは放射能を浴びて力を手にするシーンがしっかり描かれていない。劇中では始めから力を手にしているため、観ている人はブルース・バナーの悲観的な感情に同情しにくいだろう。その分アクションはさすがMCUといったとこで、筋肉の細かいところまで表現されてあるCG技術、ド派手な爆破やカーアクション。劇中に出てくるロス将軍は今後のMCU作品にも深く関わってくる。原作ではモードックというヴィランによってガンマ線を打ち込まれてしまい、レッドハルクという赤いハルクに変身する。公開が予定されているアントマン3にモードックが出てくるという噂があるため、今後もしかするとMCU作品でレッドハルクが観れるかもしれない。本作で主人公ブルース・バナーを演じたエドワード・ノートンはその後のアベンジャーズシリーズ撮影前に降板となったため、次にハルクが出てくる『アベンジャーズ』からは同役をマーク・ラファロが演じた。

 

人からは恐れられるが、誰よりも優しい心を持つ悲劇のヒーロー。まだ観ていない方はぜひ。

 

アイアンマン

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スパイダーマン」「ハルク」などを生み出したマーベル・コミックの人気作品をロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化、全米で大ヒットを記録したアメコミ映画。監督は「ザスーラ」のジョン・ファブロー。巨大軍事企業の社長トニー・スタークはアフガニスタンでテロ組織に捕われ、新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する。(映画.com)

 

アベンジャーズシリーズの原点。記念すべき1作目で絶対に失敗してはならない。しかし主人公トニー・スタークという重役に、当時薬物問題で世間を騒がせたロバート・ダウニー・Jr.を、監督には映画監督としての経験は少ないジョン・ファヴローを抜擢した。荒れに荒れたキャスティングは後にマーベル・スタジオの運命を大きく変えることになる。

劇中の序盤、トニーを攫った武装集団がまさかのテン・リングス。これは来月公開の【シャン・チー テン・リングスの伝説】に大きく繋がってくる。まさか13年の時を経て明らかになるとは思ってもいなかった。そしてMCU作品のお決まりとなっていくマーベルの父、スタン・リーのカメオ出演。戦闘シーンで鳴り響く金属音。ラストのアベンジャーズに繋がるニック・フューリーの登場。全てがこれから映画史に刻まれる超大作の始まりとなる。ちなみに監督のジョン・ファヴローはハッピーという役で出演しており、今後のMCU作品には欠かせない人物。トムホ版スパイダーマンでの、ピーターとのやりとりが大好き。

偉大なるトニー・スタークという男の始まりの物語。まだ観ていない方はレンタルやサブスクでぜひ。

 

 

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結

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バットマン」や「スーパーマン」を生んだDCコミックスに登場する悪役たちがチームを組んで戦う姿を描いたアクションエンタテインメント。デビッド・エアー監督により映画化された「スーサイド・スクワッド」を、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで大きな成功を収めたジャームズ・ガン監督が新たに描く。ジョーカーと別れて彼氏募集中の身になり、ますますクレイジーになったハーレイ・クインを筆頭に、最強スナイパーのブラッドスポート、虹色のスーツに身を包んだ陰キャポルカドットマン、平和のためには暴力もいとわないという矛盾な生き様のピース・メイカー、ネズミを操って戦うラットキャッチャー2、そして食欲以外に興味のないキング・シャークという、いずれも強烈な個性をもった悪党たちが、減刑と引き換えに、危険な独裁国家から世界を救うという決死のミッションに挑む。出演は、前作に続いてハーレイ・クイン役を演じるマーゴット・ロビーほか、イドリス・エルバジョン・シナジョエル・キナマンら。サメの姿をしたキャラクター、キング・シャークの声をシルベスター・スタローンが担当した。(映画.com)

 

DCのヴィラン達が悪のヒーローとなって悪を潰す物語。始まった瞬間「あぁ、これからめちゃくちゃオシャレな映画を体験できるんだ」という興奮と、それを確実な物にしてくれるジェームズ・ガン特有の音楽。気持ちいいぐらいテンポ良く進んでいく。前作に引き続きハーレイはいい感じにイカれてたし、人喰いサメ・ナナウエの声をあのスタローンがするってのも贅沢だし、終盤は地球防衛軍のような展開が良かった。新たなストーリーとして描かれているので前作を観る必要はなし。ただ前作でウィル・スミスが演じた推しキャラのデッドショットが今回出てこなかったのが残念。スケジュールの都合で出演できなかったとか、、、。もし次回作があるなら次こそは出てほしい。

ヒーロー物の概念を覆す、悪役ヒーローの物語。最高にクレイジーでオシャレすぎるR15映画。ぜひ映画館で。

【予告】

https://youtu.be/vsDdknqucNg